ソフトバンク本多雄一内野手(28)が27日、2000万円減の1億8000万円プラス出来高払いで契約を更改した(金額は推定)。60盗塁80得点を来季目標に掲げ、選手会長としてフロント-選手の連絡強化を主張。問題点を指摘し、V奪回には球団の一体化が必要と訴えた。
自分の話はよそに置き、本多は選手会長の立場で熱く語った。交渉の場で球団に要求したのは意外にも“ホウレンソウ”。報告、連絡、相談の徹底だった。
「チームが勝つため、球団と選手が会話できる、意思の疎通ができるようにしたい。1人が知らなくて1人は知っているという球団にしたくない。1つの目標に突き進むには、そういうものがいると思うので」
以前から連絡事項が十分に伝わらないケースが散見されたという。一例として「1軍のトレーナーさんが(人事で)コロコロと入れ替わり、選手が知らされないこと」を挙げ、「細かいこともいーっぱいある」とストレスをちらつかせた。
V奪回のため、選手やコーチはもちろん、スタッフ、フロント職員まで球団全体が同じ方向を見て、それが細部まで宿っていたい。「すっきりして野球をしたいじゃないですか」。本多は愚直な願いから提案した。これには石渡編成・育成部長も「全体を見て発言している」と感心。「球団の誰でもいいので話をしてくれれば、担当に伝わるようにするし、こちらも声をかけ、定期的に話したい」とし、球団-選手の“月例会”を検討する模様だ。
今季は首痛もあって打率2割4分6厘、34盗塁と成績を下げた。「もう1度、60盗塁を走りたい。その中で300盗塁もしたい。ただ、得点しないと価値がない。80得点以上した年にリーグ優勝したので、80得点以上です」。物言う選手会長が、グラウンドでは自慢の足に物を言わしてチームを引っ張る。【押谷謙爾】



