現役最年長の中日山本昌投手(47)が28日、初めて投手最高齢記録の総ナメを誓った。名古屋市内のボートピア名古屋でトークショーに出演。浜崎真二(元阪急)が持つ48歳4カ月の最年長勝利と、48歳10カ月の最年長登板に照準を定めた。
山本昌
今、挑戦できるのは僕しかいない。ファンの方も50歳まで頑張れと期待してくれている。限界まで挑戦したい、頑張らなきゃと心境が変わりました。
今季は杉下茂の球団最多勝利を抜く213勝を挙げた。工藤公康のセ・リーグ最年長勝利&日本最年長先発勝利も更新した。それでも、2年後の14年になる浜崎超えは消極的だった。だが、今オフ、行く先々で掛けられるファンからのエールで変心。一番輝く中年の星になる覚悟を決めた。
山本昌
晩年は気力の衰えを言われるけど、無理とあきらめないほどの所に、いい目標がある。僕はついているんですよ。3、4年やってないラジコンもしたいですよ。でも、今、趣味にハマっている暇はないですね。
浜崎超え達成へ趣味の“完封”を誓った。その分、体の手入れに使う時間を増やす。さらに腕の振り方などフォーム改良にも挑戦。年明けの鳥取自主トレでベストを追求する。来季は史上初の30年目に突入するが、向上心旺盛な47歳だ。
山本昌
開幕ローテに入って2ケタ勝つ。そしてまだ1度も高木監督を胴上げしていないので今度こそ。
トークショー後はナゴヤ球場に隣接する屋内練習場に出向き、黙々とランニング。今季、一度は引退を覚悟した男に魂が宿った。竜の生きた伝説がさらなる極みを目指す。【松井清員】
◆山本昌が更新を狙う記録
84年入団の山本昌は来季、現役30年目となり、工藤公康の29年(82~10年)を抜いてプロ野球最長となる。また最年長プロ野球記録のうち、「登板」「先発」「奪三振」がそれぞれ48歳10カ月、「勝利」が48歳4カ月で、いずれも阪急の浜崎真二が50年に記録。現在47歳4カ月の山本昌が更新できるのは、再来年の14年シーズン以降。



