阪神南信男球団社長(58)が球団改革を宣言した。28日、西宮市内の球団事務所で球団の仕事納めに出席し、来季へ向けての抱負をこう語った。
「5位になって、沈滞ムードの時に何年かぶりにドラフト1位のくじが当たった。大きなターニングポイントとして前向きにとらえたい。金本くん、城島くん、藤川くんら投打の柱が抜けて、新しい選手が入ってきてタイガースというチーム自体変わる。フロントもチャレンジ、変革していく年にしたいと(職員に)お願いしました」
改革の意思は発表された人事にも表れていた。広報部員を1人増員。立命大野球部出身の河内英人氏を入団させた。「藤浪くんであったり、西岡くん、福留くんということもありますから」。怪物ルーキー藤浪には大きな注目が集まる。加えて西岡、福留ら大物新戦力も入団した。これらに対応するためと説明した。
若手育成にも“切り札”を投入。キャンプなどに招いた心身統一合氣道会の渡辺富夫師範を迎え、球団本部ファーム・育成担当、副寮長兼フィジカルアドバイザーとした。
「阪神は伝統があり、保守的というのはいい面もあるが、変えにくいという面もある。新しいことに挑戦していく雰囲気も必要だと思う」
9月に球団初のGM制を導入して、中村GMを筆頭にした編成部門の改革を断行した。1年納めのこの日、フロント改革第2弾を打ち出した。過渡期を迎えた阪神が現場だけではなく、フロントも大きく変わろうとしている。




