本拠地でアジア王者!
ソフトバンク秋山幸二監督(50)は今年11月に福岡ヤフードームで開催予定のアジアシリーズ初制覇を約束した。「うちは『目指せ日本一』だから必然的にそうなる」。間接的な表現ながら、日本シリーズ制覇からアジアの頂をにらむ。
駒はそろった。「計算できないけど、多分大丈夫というところでスタートできる」。寺原が7年ぶりの古巣復帰。ドラフトで亜大・東浜も獲得し、摂津と大隣を柱とする先発は層を増した。打線もメジャー21発の4番候補ラヘア、通算111発の吉村らが加入。本業で世界進出を進め、覇権奪回を命じた孫オーナーは補強を惜しまなかった。
指揮官が望む競争環境が整った。「チーム内の競争が激しくなると、チームの質は間違いなく上がってくる。技術が上がる。去年経験した人間もいて、去年と違うレベルでやれる」。力があるものが勝つ。自然淘汰(とうた)こそ、常勝軍団として当然の土壌だ。
2月の宮崎キャンプは、特に投手陣へ厳しい要求を突きつける。「投手は初日にブルペンに入れる状態でないと、A組(1軍)に入れない。今は投げ込みが少ない。昔の人の方がはるかに投げていた。打者にバットをいっぱい振りなさいというのと同じ」。
昨年優勝を逃した分、求めるものは大きい。それは3年契約の2年目となる自身とて同じだ。「混戦は混戦。毎年、毎年、補強しながら、監督が変わり、チームが変わりながらだしね」。戦力が流出した12年とは異なる。秋山監督にとっても正念場の“混パ”シーズンが始まる。【押谷謙爾】



