阪神鳥谷敬内野手(31)はプロ初の日本代表入りに気合十分だ。3月に開催されるWBC代表候補34人の1人。早大時代以来の日の丸ユニホームを前に、普段はクールな男が熱い言葉を並べ続けている。

 鳥谷

 選ばれてすごく光栄。いろんなチームの選手が集まる中でプレッシャーだったり、どういう雰囲気でやっているか分からない。でも自分にプラスになる経験だと思う。WBCの最終に残って日本の3連覇に貢献できたらいい。

 現実は冷静に分析している。虎では不動の遊撃手だが、代表では二塁レギュラーを争う立場。三塁も含め、マルチな役割が期待される。年明けから行う沖縄合同自主トレではロッテ井口から二塁手のイロハを学ぶ覚悟だ。

 約3週間前の昨年12月中旬には、日刊スポーツ主催のイベントで冗談交じりにつぶやいた。「ここから6人落ちる。6人の1人になったら悲劇でしょ(笑い)」。2月15日からの宮崎合宿中に現時点の代表候補34選手から本大会メンバー28人に絞り込まれる。絶対に選ばれたい-。強い決意が言葉の端々からにじみ出る。

 すでに発表された各国メンバーはスターぞろい。メジャー3冠王のタイガース・カブレラ(ベネズエラ)までもが参加する方向だ。

 鳥谷

 必死でやって最後までメンバーに残って、海外の選手と対戦できれば。決勝トーナメントで(メジャーのスター選手たちを)見てみたい気持ちは強い。

 13年、虎の生え抜きリーダーが満を持して世界に羽ばたく。【佐井陽介】