西武渡辺久信監督(47)が2日、先発復帰する涌井秀章投手(26)に「15勝」を厳命した。この日は、ともに埼玉・所沢市内の西武所沢店で開催されたトークショーに参加。司会者から今季にかける思いを問われ「涌井が15勝」と5年ぶりのリーグ制覇へ向け、エースの復権に期待を寄せた。「求められるものが高いわけだから。中心になってやってもらわないといけない選手だし、貯金を作ってほしい」と力を込めた。
中島がアスレチックスに移籍し、左膝の手術を受けた主砲の中村も、開幕は絶望的。指揮官が開幕ダッシュのポイントに挙げたのが、投手陣を中心としたディフェンス力だった。「ナカジの抜けた穴は大きいし、(中村も)開幕は厳しい状況。守り勝たなくちゃいけないし、今年の序盤は(守りが)大事になってくる」と分析。涌井とともに、岸、牧田の名も挙げ「15勝トリオ」結成も期待した。
涌井自身も期する思いがある。「(昨年は)僕が開幕でずっこけて、チームに迷惑をかけた」と猛省。守護神転向で30セーブを挙げても、その思いは消えなかった。先発復帰に向け、長いイニングを投げきるための体力をテーマに設定。元日始動し、代表に選出されたWBC3連覇と5年ぶりV奪回へスタートを切った。「もちろん、やりたい」と開幕投手も宣言。昨季の借りは真っさらなマウンドで返す。【久保賢吾】



