日本ハム武田久投手(34)が、球団史上初の3年連続30セーブ達成へフル回転をノルマに掲げた。4日、さいたま市内にある日本通運グラウンドで自主トレを公開。昨年は5月に右膝痛を悪化させ、約1カ月間戦列を離れた。今季の目標は「1年間しっかり投げたい」と即答。シーズンを通して役割を果たし、偉業達成を目指す。
新たな勲章へ調整に抜かりはない。この日は、社会人時代の古巣で約80メートルの遠投を行った。「12月も30日まで(練習を)やっていた。肩は、まあまあできている」と順調だ。過去2年のセーブ数は37、32。81年から守護神を務めた江夏豊氏も、在籍した3シーズンで30セーブ以上は1度だけ。偉大な先輩は、すでに超えた。あとは2年連続で並び、昨季限りで引退したマイケル中村氏だけだ。
向上心が推進力だ。「投げることに関しては、まだ試行錯誤しながらやっている」と、毎年微妙に投球フォームを変えている。「自分で映像を見ても分からない」と言うほどのマイナーチェンジ。「人間的には丸くなったけど、野球的には丸くならない(笑い)」と妥協せず理想を追う。昨季は「フル回転できなかったので」と悔しさが残った。8年連続の50試合登板は最低限のライン。離脱することなくストッパーを務めあげた先に、球団では前人未到の境地が待っている。【木下大輔】



