中日高木守道監督(71)が6日、ドラフト2位の左腕浜田達郎投手(18=愛工大名電)を来春の沖縄キャンプで1軍スタートさせる計画を明かした。CBCテレビ「サンデードラゴンズ」の出演後に明かした。中日の高卒新人投手の1軍スタートは19年ぶり。地元出身の“金の卵”を英才教育で育て上げる。

 テレビ出演を終えた高木監督が、驚きのプランを口にした。「タフな方だし上でできそう。北谷(1軍)でやってもいいんじゃない」。阪神藤浪、日本ハム大谷とともに高校ビック3と評された左腕浜田を、1軍キャンプに抜てきする。正月休みに考えた守道流サプライズだった。

 中日では異例中の異例だ。通例なら高卒1年目の投手のキャンプは体力づくりがメイン。投手力が充実していることに加え、2軍でじっくり育てる環境が整っている。浜田の1軍キャンプスタートが実現すれば、高卒新人投手では93年ドラフト1位の平田洋以来、19年ぶりとなる。

 スカウトからの報告を分析して判断した。「肩の調子もいいっていう報告も受けている」と、痛めていた左肩も完治していると判断。右内転筋に不安が残るドラフト1位の慶大・福谷については「下で体力づくりをしてから」と厳しかったが、浜田の話題になると前向きな発言が続いた。

 スター候補生にベストの環境を与える計画だ。高木監督はこの日、プロ30年生山本昌も1軍スタートさせる方針を示した。憧れのベテラン左腕からプロで生き抜く術を学ぶことが可能。さらには近藤投手コーチ、今季から1軍に昇格した今中投手コーチから直接指導も受けられる。竜のレジェンド左腕たちから、プロのエキスを吸収できるのだ。

 高木監督はすでに起用法も頭に描いているようだ。先発かリリーフかと問われ「先発でしょう。体もいいしタフ」と即答した。球界を代表する投手になれ-。地元・愛知から生まれたビック左腕を手塩にかけて育てる。【桝井聡】