WBC日本代表候補の中日大島洋平外野手(27)が7日、数字の3にまつわる願掛けトレで飛躍を誓った。荒木が主催する11日間の熊本合同自主トレに2年連続で参加。練習初日の6日に同県美里町の御坂遊歩道にある3333段の「日本一の石段」を上り、その段数にあやかって今季の活躍を念じた。「目標となる数字が並んでいるように見えました。僕にとってはWBC3連覇、3割、30盗塁、3年連続ゴールデングラブ賞。達成できるように願いながら上りました」。

 標高差600メートル、全長2キロ。その名の通り「日本一の階段」だけに、大島でさえ「きつかった」という心臓破り。だが昨年初めて登って初の3割を達成。「今年も上りたい」と“縁起物上り”に意気込んでいたのが大島だった。荒木、平田、中田亮、巨人藤村らが参加する中、わずか41分。2年連続トップで3333段の頂上に立った。

 3にまつわる4つの快挙へ、最初の目標はWBC3連覇だ。走り込みを中心に下半身をつくり、キャッチボールはWBC球をなじませている。今日8日にはフリー打撃も行う早仕上げだ。「本当は吉見さんと一緒に行きたかったけど、吉見さんの分も頑張ってきます」。辞退した仲間の思いも込め、まずは1つ目の「3」を取りに行く。