阪神中村勝広GM(63)が7日、FAでオリックスに移籍した平野の人的補償のプロテクトリストが届いたことを明かした。兵庫・西宮市内の球団事務所で年賀式に出席し、人選についてこう語った。

 「(オリックスから届いたリストを)先ほど見させていただきました。うちは野手は飽和状態だから。現場と相談しながら前に進めていきたい。キャンプには全員一緒に行けるように決めたい」

 以前から宣言していたように投手補強を前提として、今月末までに結論を出すとした。また、プロテクト(28人)漏れしている大物選手の存在については「駆け引きですから、何人かいますけどもね。私も最近のオリックスを見ていないし、慌てて決めることもない」と認めながらも、結論は急がない姿勢を示した。

 今日8日には坂井オーナー、南球団社長、和田監督らも出席しての新年会が予定されているが「明日、会った時にも監督と話はすると思いますよ」と、その席で指揮官と直接会談することも示唆した。