いきなり、びびらせた!
阪神の新人6選手が9日、入寮後初めて西宮市の鳴尾浜球場で自主トレを行った。ドラフト1位の藤浪晋太郎投手(18=大阪桐蔭)は同2位の北條史也内野手(18=光星学院)とキャッチボール。剛球をビュンビュン投げ込み、驚かせた。また「食べるのも仕事」とおかわり宣言。憧れのレンジャーズ・ダルビッシュのように食べて、鍛えて、ダル・ボディーを目指す。
期待のルーキーは格が違う。藤浪はこの日、入寮後初めて鳴尾浜球場で自主トレ。ポール間ダッシュやキャッチボールを行った。「きっちり練習してきたつもりなので、状態も悪くない」。その言葉通り、軽快な動き。北條を相手にしたキャッチボールでは、遠慮なく、剛球をビュンビュンと投げ込んだ。
顔をしかめながらキャッチした北條は「内野用のグローブだと耐えられないです。ボールが『ウオー』ってくる。球が重くて、近く見えました」と驚きを隠せない。単なるキャッチボールだけで、同僚の度肝を抜き、びびらせた。
もちろん、投げる、鍛えるだけが仕事じゃない。藤浪は憧れのダル・ボディーを手に入れるため、食事にも力を入れる。現在の体重は85~86キロ。「体重を極端に、急激に増やす必要はないと思う」と話しつつ、強い体作りのために食べまくるつもり。力強い「おかわり宣言」が飛び出した。
「あまり食べてすぐ太るタイプではないので、そんなにすぐに(効果が)出るとは思わないんですけど、トレーニングした分はしっかり食べないといけないと思う。食事もひとつの仕事だと思って、しっかり食べたいと思います」
レンジャーズのダルビッシュも、プロ入り当時は藤浪とほぼ同じ体重で約85キロだった。日本ハムで同僚だった今成が「ダルさんは本当、すごかった。ウエートはガンガンやったし、めしの量もすごかった」と証言する。ダルビッシュは厳しい練習と食事量の管理で、体重を約100キロまで増やし、鋼の肉体を築いた。
入寮した前日8日には藤浪ら新人に、高級すき焼きとぶりの刺し身が振る舞われた。プロ生活初めての食事に舌鼓を打ち「すごくおいしかったです」と大満足。栄養バランスが考えられ、味もおいしい寮での食事は肉体改造への何よりの心強い味方だ。さらに「風呂も大きくて、いい環境。夜はぐっすり寝ました」。寮生活は環境抜群だ。
今日10日にはいよいよ新人合同自主トレが始まる。鍛えて、食べて、しっかり休む。強力ボディーを作るための黄金サイクルを確立させ、エースへと進化していく。【山本大地】



