福谷教授が藤浪先生に弟子入りだ。学会でも論文を発表した頭脳派の中日ドラフト1位福谷浩司投手(22=慶大)が9日、阪神ドラ1の藤浪に学んで成功する意気込みを明かした。「テレビで見ていましたが、浜田も含めて最近の高校生はすごい。持ってるものは僕より上。自分の技術を向上させるために、投球とか球場での練習を生で見て学びたいです」。年齢は藤浪が4歳下だが吸収できるものは吸収する。「もちろん投げ合ったら勝ちたいです」。盗みながら勝ち、新人王レースも勝つ意気込みだ。

 入寮したこの日は22歳の誕生日。「2年前の今日も成人式だったし、もってる感じでうれしいですね」。記念日がプロの節目と重なり、誓いを新たにした。寮には愛知・横須賀高野球部の田村孝樹監督(50)から贈られた「驕らず

 腐らず」の書を大きな額に入れて持参。「プロでは勝っておごらず、負けて腐らずの精神で、軸がブレるなとの教えです。モットーにします」。黙々と一流を目指す。