侍ジャパン代表候補のソフトバンク本多雄一内野手(28)がWBC仕様の「宝刀」を用意する。9日、佐賀・嬉野市で自主トレを公開。浩二ジャパンが武器とする機動力を体現するスピードスターは「監督も足を口にされている。試合に出る、出ないにかかわらず、しっかり準備したい」。その言葉どおり、軽量モデルの新スパイクを久保田スラッガー社に発注した。

 カンガルー革にメッシュを多く施し、重さは両足で400グラム強とシーズン使用品より約100グラムも軽い。「シーズン用は1年通して同じ1足を使うが、今回は使い捨ての感覚」と同社担当者。短期決戦用に、耐久力より機能性を重視した。

 またグラブも滑る大会球対策を施す。担当者は「軟らかくてねっとりした革」といい、食いつきやすい材質に変更。革の牛は普段の5歳程度から3~4歳のものになるという。革を数ミリ薄くするため、こちらも軽量化。グラブとともに日の丸が刺しゅうされる。

 これらは今月20日すぎに届く予定。2年連続で観光大使に就任する嬉野市での自主トレ中に使い慣れ、来月中旬の代表合宿に持参する。山本代表監督からの年賀状には「『3連覇に協力してほしい』と書いてあった」と本多。10、11年のパ盗塁王は、最大限の協力を惜しまない。【大池和幸】