中日田島慎二投手(23)が13日、早くも今年3度目のブルペン入りだ。山本昌にお願いし、鳥取自主トレに初参加。捕手を立たせてだが「6~7割の力で」、140キロ台の真っすぐを勢いよく30球投げ込んだ。「去年は初ブルペンがキャンプ2クール目だったから、めっちゃ早いです」。1カ月も早い仕上げに好感触だ。

 山本昌と同じく最新鋭のトレーニング機器に感激。自身の進化も肌で感じ取っている。「肩回りの可動域も広がっているし、めっちゃいい感じで怖いぐらい腕が振れてる。ケガ予防にもなってますね。去年は離脱したけど今年は1年を通して1軍で活躍したいので」。夜は山本昌や岩瀬らと野球談議を交わすなど、濃密な鳥取合宿になっている。

 「個人の数字より1年間戦える体をつくってチームが勝つための投球がしたい」。キャンプでは新球カットボールにも挑戦。2年目のジンクス打破へ貪欲だ。