【グアム(米国)15日=高山通史、広重竜太郎、為田聡史】3月のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)日本代表の山本浩二監督(66)が、巨人重視の異例の視察態勢をとることが判明した。2月に国内12球団のキャンプ地を巡回。うち10球団から代表候補を選出しており、仕上がりをチェックするが、最多8人の巨人だけが2日間になる予定。前回09年WBCで優勝に導いた、侍ジャパンのシニアアドバイザーの原辰徳監督(54)との意見交換も目的のようで、3大会連続制覇への道を探る格好の機会にする。

 礼を尽くし、本番へと向かうことになった。主将の阿部慎之助捕手(33)らが自主トレを行うグアムにこの日移動。巨人がキーワードになる今大会への意気込みを行動で示したかたちだ。2月は沖縄でキャンプを張る球団から視察して、同月15日から代表合宿がスタートする宮崎入り。各球団は1日だけ足を運ぶが、巨人だけは2日間の日程を割いた。山本監督は「選手を出してもらうんだから、あいさつが目的」と話していたが、キーマン多数だけに重点視察が最善と判断した。

 原監督からは前回の成功論を助言してもらえる場にもなり、多くの収穫がありそうだ。山本監督は早速この日、阿部とだけ対面。紙面を通じてもらった手紙に「あんなのやられたら、かなわんわ。胸が熱くなったよ」と感謝した。内海、沢村、長野、坂本を含めた計5人の候補を今日視察。侍ジャパンの浮沈のカギを握る巨人の侍たちへ、所信表明の第1弾を敢行する。