巨人の春季キャンプが、次世代スター発掘の場になる。原辰徳監督(54)は15日、千葉県勝浦市の国際武道大で講演し「WBCで8人の主力が抜ける。代わりに8人の新しい人を沖縄に連れて行ける。そういう部分ではむしろ楽しみ」と話した。

 ベテランの力を認めつつも、次代を担う選手は重要だ。「阿部慎之助は素晴らしい選手だけど、その後の捕手は真剣に考えなければならない。高橋由伸も素晴らしい打者だけど、左のパワーヒッターは補強ポイントだ。18歳の時に素晴らしい活躍はなくても、可能性を秘めた選手を育てるのは大事だ」と主力になれる可能性のある選手に目を向けるキャンプにする。

 今季のキャンプは2月13日に宮崎から沖縄へ移動する。実際にはカナダ代表のマシソンも加え、9人がこの段階でチームにいない形になる。沖縄の実戦では、投手は投げたら宮崎の選手と入れ替えて試合を有効活用する予定だが、野手の場合は「弱肉強食で」と言うように、実力至上主義で空いた枠を競争させる。

 この日の講演では坂本、長野に続く主力候補として松本哲と大田の名前を挙げた。「8人、WBCで行く分、僕も時間を費やせるので頑張りたいと思う」。目線は若手に注がれる。【竹内智信】