ロッテの新人4人が思わぬ忍耐修行を強いられた。15日、さいたま市内の室内練習場で自主トレを実施。キャッチボールやノックと軽めのメニューにもかかわらず、ドラフト1位・松永昂大投手(24=大阪ガス)は「寮に帰ってきたの朝4時過ぎだったんですよ…」とお疲れ顔だった。

 前日14日はQVCマリンで練習後、バスで出発したのが午後2時。大雪の影響で高速道路が大渋滞し「降りるインターの1キロ手前で止まっちゃって。30分で20メートルとかしか進まないんですもん」と、14時間もかかってしまった。狭い車内には食料もない。付近にはサービスエリアも自動販売機もなかった。仕方なくテレビをつけると、やっていたのは焼き肉チェーン店の人気メニューを当てるバラエティー番組「お試しかっ!」。「見る番組間違えたあ~っ」。が、時すでに遅し。空腹を耐える試練も追加された。

 もっともこたえたのがドラフト2位・川満寛弥投手(21=九州共立大)だ。宮古島出身のため、大雪も渋滞も初体験。「雪合戦してみたくて、雪玉投げちゃいました」とアゲアゲだったが、車中泊が決まると「もういいです。これぞ、都会」と一夜で懲りた。

 結局、4人が“晩ご飯”にありつけたのは午前4時半。さすがにQVCでの練習予定は、朝9時の時点で浦和に変更された。大自然が与えた試練は、ルーキーズのメンタルをがっちり鍛えてくれたようだ。【鎌田良美】