第3回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)台湾代表に選ばれた日本ハム陽岱鋼外野手(25)が、日本を丸裸にする。15日、千葉・鎌ケ谷の2軍施設で汗を流し、侍ジャパンへの秘策を披露した。「今はデータもあるし、映像もあるけど、あとは僕(笑い)」。台湾は地元で第1ラウンドを勝ち抜けば、日本と対戦する可能性がある。その時が来たら、チームメートに惜しげもなく日本の情報を提供するつもりだ。

 高校時代から日本でプレーして今年で11年目。ウイークポイントも分かっている。特に同僚については知識も豊富。「中田はインコース真っすぐを突けば大丈夫」「(稲葉が守る)一塁側にプッシュバントしようかな…」と策は尽きない。プロ1年目だった06年のインターコンチネンタル杯以来の代表入り。「7年ぶりですね。うれしいですね」。背番号もチームと同じ「1」をお願いしたというイケメン外野手が、日本の前に強敵となって現れる。