トレードで日本ハムからオリックスに移籍した糸井嘉男外野手(31)と八木智哉投手(29)の入団会見が26日、ほっともっと神戸で行われた。新天地に臨む糸井は会見の直前に自主トレを行っていたヤンキース・イチローにあいさつ。10分の時間を共有し、心はオリックス一色に染まった。

 「めちゃ興奮しました。気さくに話してくれた。興奮しすぎて、何言われたか覚えていません」

 京都出身の糸井にとって、オリックスは「大好きなチームの1つ」。95年のリーグ優勝、96年の日本一はテレビにかじりついて声援を送っていた。その中心にいたのがイチロー。「雲の上の存在ですけど。野手になったときから目標にしていた選手なので」と、憧れの存在に近づいていく覚悟を口にした。

 イチローはポスティングで海を渡った“先輩”でもある。それでも糸井はメジャーへの夢をいったん封印する。「今はオリックスに全力を尽くすという気持ち。(メジャーへの)関心はやっぱりありますけど。(オフのポスティングは)全然考えていないです」。

 日本ハム側とこじれていた年俸交渉は1000万円増の2億円で決着。イチローが築いた黄金時代の再現へ、先頭に立つ。【池本泰尚】