ウォリャー!
ソフトバンクに新加入した五十嵐亮太投手(33=前ヤンキース)が「闘魂クローザー」になる。米ロサンゼルスで自主トレをみっちり積み、27日に福岡入りした。米国では順調な仕上がりをアピール。空席状態にある守護神の筆頭候補は、時には派手なガッツポーズを繰り出すスタイルで打者をねじ伏せるつもりだ。
真冬の冷え込みにも関わらず、五十嵐のハートは熱く燃えていた。空港の到着口に姿を見せると「すごくワクワクしている。早く福岡に来たかった」と少年のような笑顔を見せた。昨年11月30日に渡米。ニューヨークとロサンゼルスでトレーニングを積んできた。
現地での調整は順調そのもの。キャッチボールの質を高めることを念頭に置いた。「意識してるので、だんだんよくなってる。シーズン通してやり続けたい」。ブルペンにも2度入った。オリックス馬原の移籍により、守護神は白紙状態。五十嵐が現時点で最有力で、本人も意欲を見せる。
マウンドであまり表情を変えなかった馬原とは対照的に、五十嵐は時にガッツポーズを繰り出して闘志をにじませる。「ガッツポーズを出そうと思ってやってるわけじゃなくて、出ちゃう。野球のプレー上で出すのはいいと思う。最近はみんなクールにきめすぎてて、面白さに欠ける感じがする」というのが持論だ。
常に感情があふれ出る性格ではない。「何でもかんでも出すのは好きじゃない。出していいところと悪いところがある。ガッツポーズも相手に向けてどうだとやってるわけじゃないので。いろいろ言う人はいますけどね」。緊迫した場面を抑えたら、球界屈指のイケメンが感情が爆発させるシーンが見られそうだ。
ロサンゼルスでは一緒に練習したヤンキース黒田から、新しい変化球ツーシームの握りを教わった。「中指を少しずらす。そしたら球の動きが大きくなった。まだ慣れてないので、コントロールが定まれば武器になると思う」。そんな“新魔球”を携え、万全の状態で春季キャンプに突入。「2・1」にブルペン入りの準備も整っている。
新スローガンの「超!」がふさわしい剛速球を投げる右腕。新しいユニホームでのピッチングが、披露される日は近い。【大池和幸】
◆五十嵐亮太(いがらし・りょうた)1979年(昭54)5月28日、千葉県生まれ。敬愛学園から97年ドラフト2位でヤクルト入団。04年に37セーブを挙げ、最優秀救援投手。09年オフにメッツにFA移籍。3年目の昨季はパイレーツ、ブルージェイズ、ヤンキースとマイナー契約を結んだが自由契約になり、争奪戦の末にソフトバンク入り。日本通算507試合で47勝29敗54セーブ、防御率3.25。180センチ、90キロ。右投げ右打ち。
◆ホークス抑え事情
岡島が自由契約、通算180セーブの馬原がオリックス移籍して白紙状態。五十嵐が現時点で最有力候補に挙がる。セットアッパーの森福、ファルケンボーグも候補。昨季終盤にリリーバーとしての適応能力を見せた岩崎も浮上してきそうだ。



