エース能見は欲張り調整だ!
WBC日本代表候補で、阪神の開幕投手最有力の能見篤史投手(33)が27日、沖縄・宜野座村の先乗り合同自主トレに参加し、「チーム一番乗り」でブルペン入りした。
約20球立ち投げで肩を作ると、捕手を座らせて今季初ブルペン投球を開始。まずはWBC公式球で。途中からNPB統一球に持ち替えた。その後もWBC、NPB、WBCとボールを取っ替えひっかえ、WBC球で47球、NPB球で16球。合わせて63球の熱投も「まだこれからですね。いろいろと、感覚を確かめながらなので」とクールに振り返った。
キャンプ直前の初ブルペン入りは例年通りだが、いきなりの63球もの球数を投げるのは異例だ。ボールのキレも鋭く、3月開催のWBCを見据えての調整を進める。
WBC球を初めてブルペンで投じ、思わぬ収穫もあった。立ち投げで試投したチェンジアップに、受けた片山ブルペン捕手が「変化が大きかったし、プラス、動きが入っていた」と驚きの声。沈みながら右打者の内角に沈む変化は、国際舞台でも武器になりそうだ。
それでも能見の真骨頂は、WBCの先のシーズンにきっちり照準を合わせていることにある。NPB球の感覚を確かめただけでなく、DH制のWBCでは打席に立つ可能性がほとんどないにもかかわらず、マシン相手の打撃練習も行った。シーズン、WBC両にらみの欲張りトレで、調整を進めていく。



