さすが藤浪、しっかり者や!
阪神のドラフト1位藤浪晋太郎投手(18=大阪桐蔭)が28日、沖縄・宜野座での合同自主トレに初参加した。チーム宿舎に到着した前日27日には、先輩選手の部屋に出向いて、律義にあいさつ。用意周到のスタートを切った。
合流後、すぐさま動いた。藤浪は宿舎入りした前日27日、旅の疲れも忘れ、ホテル中を走り回った。コン、コン。「藤浪です、よろしくお願いします!」。197センチの長身をぺこりと下げ、先輩選手にあいさつして回った。18歳とは思えぬ冷静さ。「全員年上の方なので、あいさつするのは当然のこと。変わったことをしたとは思いません」と話した。
異例のあいさつ回りは、藤浪の意志によるものだ。担当の畑山俊二スカウト(48)によると「自分で『先輩にあいさつしてきます』と言って出ていきました。しっかりしてますよ」。飛行機移動による旅の疲れもある中、大好きな入浴を後回しにしてでも、先輩への顔見せを優先した。同スカウトは「あんまり聞いたことがないですね。やっている人はいたかもしれませんが」と語った。
藤浪は部屋割りの一覧表を片手に、宿舎中を行ったり来たり。前日回れなかった分はこの日の朝に済ませた。「ひと通りできました」。独身寮・虎風荘のメンバーにも、すでにあいさつ済み。練習への合流を前に、しっかりと準備を済ませ用意周到で臨んだ。
チームでの練習初日となったこの日は、精力的に動いた。キャッチボールは筒井と組み、投手陣の守備練習にも参加。その後はブルペンにも入り、ドラフト4位小豆畑真也捕手(24=西濃運輸)を相手に立ち投げ。自主トレ開始後、自身最多となる41球を投げ込んだ。ウエートトレーニングなども合わせて約5時間の内容。「1軍の方がいると雰囲気が違うし、充実した練習でした」と振り返った。
以前にも「お話を聞ける機会があれば、勉強させてもらいたい」と先輩選手との交流を熱望していた。いきなりの「顔見せ訪問」を、これからの足がかりにする。【山本大地】



