3年目を迎えた星野楽天に、激しいサバイバルののろしが上がる。星野仙一監督(66)を始め全員が1月31日、キャンプ地の沖縄・久米島入り。宿舎に着くや、星野監督は新加入の大砲2人に言及した。アンドリュー・ジョーンズ外野手(35)とケーシー・マギー内野手(30=ともにヤンキース)のメジャーコンビについて「2人とも守らせるよ。最初は少々悪くても使う。そのために取ったんだ」と、まずは定位置を与えることを明かした。

 投手を除けば8つあるポジションのうち、いきなり2つが埋まる。狙いはチーム内競争を呼び起こすことにある。07年まで10年連続ゴールドグラブ賞のジョーンズだが、近年はDHでの出場が増えていた。本人は「どこでも勝利に貢献するだけ」と言うが、中堅が確実な聖沢以外にも、鉄平、牧田ら候補は多い。現状では「DHジョーンズ」で決まりと思いきや、違った。星野監督は「牧田、鉄平、島内。あいつらがどうやれるかだ」とニヤリ。メジャー通算434本塁打の大砲との張り合いを求めた。

 一方のマギーは三塁を希望。一塁レギュラーは空白だが、米国で親しんだ本職を望んだ。三塁には銀次、枡田、高須らが控えており、ここでも激しい争いとなる。星野監督は「(枡田)慎太郎も守らせる」とも言った。守備に課題を残す枡田だが、DHに指定しない。全員、最初は守備に就かせ、競争による底上げを図る。監督は「今年は絶対に優勝争いする」と言い切る。生き残り合戦の南国キャンプで、公約達成へ向けた第1歩をしるす。【古川真弥】