広島の新外国人フレッド・ルイス外野手(32=メッツ)が1日、宮崎・日南市内の病院でインフルエンザと診断され、練習を欠席した。長ければ1週間、ホテルの自室に隔離される。貧打解消のキーマンが初日に離脱し、巻き返しを期す野村カープは波乱のスタートとなった。

 散々な日本デビューというしかない。広島は32年ぶりに1、2軍とも日南でキャンプインし、天福球場で歓迎セレモニーが行われたが、新入団選手紹介で「目玉」となる新外国人ルイスの名が呼ばれなかった。このとき、ルイスは日南市内の病院にいた。起床してから、39度の発熱があり、体調不良を訴えたという。診断結果はインフルエンザ。キャンプ初日にして、ホテルの自室で隔離されることになった。

 いきなりのハプニングに、野村監督も「良いイメージを湧かすために見たかったけど、仕方がない」と無念さをにじませた。貧打解消のキーマンとして、1番か3番を任せる構想があるだけに、プレーする姿を目にしたい思いが強かった。

 球団にとっても、まさかの出来事だった。昨年11月に選手にはインフルエンザ予防接種の徹底を呼びかけていた。手軽に注射を打てる環境も提供していたという。だが、鈴木本部長は「外国人選手は注射を打っていない」と説明した。

 28日に来日してから、特に外国人選手同士は多くの時間をともに過ごしている。球団関係者も「インフルエンザは発熱してからでないと分からない」と、さらなる感染拡大に戦々恐々としている。

 ルイスは、長ければ1週間程度隔離される見込み。先月30日には、外国人選手が集まりマツダスタジアムで練習したが、時差ぼけを理由にルイスだけ不参加。「3割&30盗塁」を目標に掲げる新戦力がベールを脱ぐのは、もう少し先になりそうだ。【鎌田真一郎】