巨人ドラフト1位菅野智之投手(23=東海大)の“デビュー戦”が24日のオープン戦、楽天戦(沖縄セルラー那覇)になることが11日、分かった。この日、宮崎キャンプを打ち上げ13日に沖縄に移動。同日にフリー打撃登板、16日は紅白戦に登板。アクシデントなく順調に進めば、東海大4年だった11年11月2日以来、実に480日ぶりの対外試合に臨む。

 浪人中の実戦は、チーム内の紅白戦だけで対外試合の出場は禁止。今までの状況は「ブルペンでも常に実戦を想定して投げてきた」と、実戦を重視する右腕にとって耐え難い苦痛だったはず。今キャンプはオーバーペースにならないように細心の注意を払ってきたが、ようやく首脳陣からのゴーサインが出た。

 宮崎キャンプ最終日は前日に続き2日続けてブルペン入り。72球を投げ込んだが「良くなかったです。最終日にブルペンは難しいですね」と、珍しく制球がバラつき苦笑い。それでも「ブルペンが良くても対打者でダメだったらダメ。早く打者と対戦したいという思いもありますし、そこで結果を出したい」と、気持ちを切り替え“解禁日”へ向け準備を進めていく。