<オープン戦:巨人1-7楽天>◇24日◇東京ドーム
日本一打線も関係なかった。楽天ドラフト2位、則本昂大投手(22=三重中京大)が阿部、長野、坂本とWBC日本代表が戻った巨人打線を5回無失点。わずか1安打に抑え、オープン戦最終戦を締めた。ビッグネームが並んだが「投げる前は緊張したけど、グラウンドに立ったら意識しなかったです」と堂々と話した。
既に、開幕ローテ入りが当確。球団の新人では07年の田中以来だ。その田中に学ぶところがあった。5回、ロペス、高橋由、ボウカーに、いずれも初球にカーブを投げた。プロで投げるのは初めてだったが、前日23日の巨人戦で、田中がカーブをいつもより多めに投げるのを見た。「緩急をつけたいと思っていた。参考になりました」。開幕へステップを踏みながら、新しいことも試している。
「(先発で)行ってもらわんと困るよ」と、星野監督の信頼も高まった。前日は三重・松阪で母校の卒業式に出席。本年度で閉校するため、最後の卒業生になった。式の後は、ともに卒業したチームメートとキャッチボールをして登板に備えた。「みんな、プロで頑張れと言ってくれました」とうれしそうに明かした。仲間の思いも抱き、デビューする。【古川真弥】



