<オープン戦:中日0-6ロッテ>◇24日◇ナゴヤドーム

 守道竜のオープン戦最終戦は、チームの現状を象徴する完敗だった。先発山内が4度目の登板も3回3失点とピリッとせず、守護神岩瀬も3失点。打線もロッテ投手陣に5安打と沈黙し、3度目の0敗だ。9連敗阻止の喜びは1日限りで、再び現実に引き戻された。「オープン戦の収穫なんて何もない。手応えなんてあるわけない」。高木守道監督(71)もショックは隠せなかった。

 先発で安泰は開幕吉見と最終登板で結果を出した2戦目大野だけ。3戦目山内も「そのままいくしかない」(今中投手コーチ)状態で、2カード目の3人はいまだ白紙状態。救援陣も右肩故障の浅尾が不在で山井&岩瀬も不安定。投手陣の負の連鎖が、ブランコの抜けた打線をさらに低迷させる悪循環が1カ月以上続いたまま、ついに開幕を迎える。

 「不安ですよ」。さすがの監督も超弱気だ。オープン戦は4勝14敗2分けで28年ぶりの最下位に沈没。防御率4・67は最下位、打率2割3分6厘も11位で「打低投低」の苦境を打開する光は見えていない。指揮官は懸命に言葉を絞り出した。「でもやるで、29日からは!」。カラ元気で自身とナインを鼓舞。もはやプロ野球の開幕すら怖い、守道竜の春だ。【松井清員】