<オープン戦:広島5-4ソフトバンク>◇24日◇マツダスタジアム

 開幕ローテ枠を争っていたソフトバンク帆足和幸投手(33)の開幕2軍が決まった。広島との最後のオープン戦に先発し、5回を5安打5失点で降板。味方の失策により自責1と不運な面もあったが「ヒットの打たれ方が良くない」と反省した。次回は31日ウエスタン・リーグ阪神戦(鳴尾浜)での登板を告げられた。

 ただ高山投手コーチが「内容的にはどんどん上がっている。去年と比べたら雲泥の差だね」と話すなど、いずれチャンスは巡ってきそう。西武からFA移籍初年度の昨季は左肩痛により1試合登板のみ。巻き返しを誓った2年目は2軍スタートとなり「続けていくだけです」と誓った。

 オープン戦でのふるい落としが終わり、開幕ローテが固まった。29日からの開幕楽天戦(ヤフオクドーム)は摂津、パディーヤ、東浜の順、2カード目の西武戦(西武ドーム)は大隣、武田、山中の順で先発することが決定的となった。

 ルーキーではドラ1右腕東浜と、右下投げの変則右腕山中が激しいバトルに生き残った模様。山中は開幕日の29日に2軍戦で登板し、中5日で初先発する見込み。新人2投手が開幕ローテを務めれば、日本一となった03年の和田、新垣以来10年ぶりとなる。