巨人坂本勇人内野手(24)が開幕目前に不安を抱えた。25日、東京ドームでの練習でアップ中に腰に張りを感じ、練習を取りやめて治療を受けた。軽症を強調したが、故障の少ない坂本にとって、10年のクライマックスシリーズなどで欠場に追い込まれたことのある腰痛だけに楽観はできない。侍ジャパンとして、WBCでの疲労も蓄積されているだけに不安材料となる。

 坂本はアップを終えると足早にベンチ裏へ引き揚げた。キャッチボールが始まっても姿を現さない。他の選手が約2時間の練習をこなしている間、治療に充てた。「(アップ中に)ちょっと張りが出たぐらいです」。だが、練習後には、都内ホテルで行われた財界人が集う開幕前恒例の「燦燦会」への参加を取りやめた。オフ明けの明日27日の練習合流については「その日の状態を見てですね」と話すにとどめた。

 原監督は都内で行われたセ・リーグのファンミーティングに出席して練習に参加できなかったため、関係者を通じて報告を受けた。「大事を取って少し時間を見るというところでしょう。開幕に関しては大丈夫だと思う」。昨季同様、開幕は3番に据える方針を固めている。この日はあらためてキーマンに指名し、リーダーシップにも期待を寄せた。

 坂本も「それは毎年のつもりだし、同じことをやるだけです」と役割を自任している。腰を完全回復させ、連覇を目指す巨人のカギとなる。【広重竜太郎】