巨人阿部が不動の和製4番になる。27日、原辰徳監督(54)が東京ドームでの練習後に阿部慎之助捕手(34)を「そこからスタートすることになる」と29日の開幕戦広島戦で4番に据えることを明言した。WBCから帰国直後は疲労も考慮して流動的に構える考えを示していた。だが2年連続日本一を目指す13年の初陣の中心は、阿部がふさわしい。主将も「打たせてもらえるというのは光栄なこと」と意気に感じた。

 昨季も4番のイメージが強いが、80試合で村田の64試合と分け合った。巨人で4番を100試合以上、務めた日本人は05年の小久保以降いない。00~02年は松井が全試合で大役を背負い、2度の日本一に貢献した。強い巨人には1本の軸が通っている。

 原監督は4番には柔軟性も残している。「チームが長丁場でいいコンディションで戦うことが大事で(阿部)慎之助を4番にすることが一番大事なことじゃない」と言うように、村田やロペスも4番候補に挙がる。阿部にすべてを背負わすつもりはない。阿部も理解している上で、4番への意識を高めた。「休めないということだよね。でも1年間、守れるように頑張るよ」と守り抜く決意を口にした。【広重竜太郎】