<イースタン・リーグ:日本ハム6-6西武>◇28日◇鎌ケ谷

 日本ハムの二刀流ルーキー大谷翔平投手(18=花巻東)は、イースタン・リーグ西武戦に登板し2回1失点と苦しい投球を強いられた。8回に3番手で登板すると、先頭のスピリーに四球。「慎重になりすぎた感じ。もっとアバウトにいけばよかった」と悔やむと、2死後には「置きにいった」と反省する148キロ直球を、林崎に右中間へ運ばれ(適時三塁打)、実戦初失点を喫した。

 それでも「腕を振って」と、意識を変えて臨んだ9回は無失点で切り抜け、しっかり修正してみせた。球速も場内表示では152キロが最速だったが、西武のスピードガンでは156キロをマークした。加藤2軍投手コーチは「(状態が)悪いときに自分がこうなるんだと分かっただけでも収穫だと思う」。大谷も「次の登板のときに課題が修正できればいいです」と前向きだった。