パ・リーグ2連覇を狙う日本ハム栗山英樹監督(51)にサプライズなサポーターが登場することが28日、分かった。4月5日の本拠地・札幌ドームでの開幕戦ソフトバンク戦に、有名脚本家の倉本聡氏(78)が「電撃参戦」することが内定した。不朽の人気ドラマ「北の国から」の生みの親。当日は同監督と親交が深くドラマで主題歌を担当した歌手さだまさし(60)も駆けつけるため、倉本氏も急きょ来場を決定した。強力タッグで、開幕ダッシュを後押しするプランだ。

 開幕前日に、吉報が舞い込んだ。北海道へ本拠地移転10年目、しかも大谷元年の節目を、ド派手に飾る下地が整った。この日までに倉本氏側から開幕戦へ、友情ゲスト出演の申し入れがあった。同氏の心温まる思いに、球団側も感謝。さだとの共演の調整をスタートした。今季のチームスローガンは「北の国から」にあやかり「純-ひたむきに-」に設定。その1文字を倉本氏にしたためてもらった縁もあり、実現することになった。

 涙もろい指揮官の涙腺が決壊しそうな、感動の船出になる。「北の国から」の熱烈なファン。両者とはプライベートも含めて接点があり、球界外の大切な人生の先輩として感性を磨いてきた。栗山監督は「北海道が日本一になれるように戦っていきたい」と昨季果たせなかった夢が、今季の目標。シーズン序盤にモチベーションを上げて臨める材料が、そろった。倉本氏の激励と、さだの高音ボイスの「ラ~ラ~ラララ…」に乗って、栗山監督が船出する。