フクドメ、フフフ!?
中日の新外国人ダニエル・カブレラ投手(31=ダイヤモンドバックス3A)が今日2日から始まる阪神3連戦の3戦目(4日)で来日初先発する。身長203センチ、メジャー通算48勝の“大物”は対戦経験のある阪神福留を「フツーの打者」とバッサリ。テコンドー黒帯の武闘派助っ人が、デビュー戦に向け不敵に笑った。
白いマスクで覆われた顔が笑っていた。「フクドメのことは覚えているよ。印象?
普通のバッターだよ。日本人のバッター」。ナゴヤ球場で調整したカブレラは、いつものように人を食ったような話し方でニヤリと笑った。「まあ、走りながら打つというか、グラウンドボール(ゴロ)を打たれるとセーフになる確率が高い」。足の速さを警戒しながらも、評価は「フツー」の域を出ないようだ。
4年前、海の向こうで対戦した。ナショナルズに所属していた09年にカブス福留と3度対戦。1三振を含む3打数無安打に抑えた。日本球界で首位打者も獲得した福留もノーマーク。相手の母国での再戦を前に、挑発ともとれる発言が飛び出した。
登板回避の事態になりかねなかった。前日3月31日の練習を欠席した。37・3度の熱を出すなど風邪の症状を訴えた。1日はマスクを着用したものの、ケロッとした表情で「良くなった」。今中投手コーチも「抑えてくれりゃあ、それでええよ」とキャンプから続くお騒がせっぷりに、もうぐったりだ。プロ中のプロ、といえば聞こえはいい。キャンプ中から“オレ流”調整を続けた助っ人が、ここにきて、目の色が変わってきた。1軍首脳が状態をチェックするため呼び寄せた3月23日ロッテ戦、中継ぎ登板で角度のある150キロ直球を披露した。29日2軍オリックス戦では5回3安打無失点。課題だったクイック投法も改善し、開幕ローテーションに滑り込んだ。
警戒する選手は?
投球スタイルは変えない?
矢継ぎ早の質問に「お前は敵チームのスパイか」と、いつものフレーズを返した。「試合を見てくれよ。ストライクを投げて三振を取ることがオレの仕事だ」。大リーグ時代にはボーク判定に逆上して打者に危険球を投げ、乱闘騒ぎを巻き起こした。テコンドー黒帯で、メジャー死球王になったシーズンもある。敵のキーマンにも「フツー」と見下す。竜史上最恐?
の助っ人は虎を狩る準備完了だ。【桝井聡】<カブレラ・はちゃめちゃメモ>
◆ブルペン入らず
キャンプが始まっても、なかなか投球練習を始めなかった。ブルペンに入ったのはキャンプ5日目。変化球を交えたが「変化球は投げていない」と言い張った。
◆再三のリタイア
キャンプ中の2月10日には首の痛みを訴えて練習不参加。球団は寝違えと発表した。同23日には左ふくらはぎの強い張りを訴え、別メニュー調整。実戦登板することなくキャンプを終えた。
◆初実戦
3月12日に教育リーグ、オリックス戦で来日初登板、初先発。4回で6奪三振も、3安打2四球で3失点した。
◆クイック課題
3月17日の教育リーグ阪神戦で2度目の先発し5回4安打2失点。暴投や3盗塁を許すなど、課題が浮き彫りとなった。



