<楽天2-11ロッテ>◇8日◇Kスタ宮城
寒い試合をやってしまった。楽天はロッテに完敗を喫した。投手陣が本塁打4本を含む12安打を打たれ、11失点。打線はプロ初先発の西野に7回5安打無得点に抑えられ、初勝利を献上した。前日7日に2年ぶりの単独首位に浮上したが、わずか1日で2位転落。今日9日の日本ハム戦(東京ドーム)に先発するエース田中で仕切り直しだ。
試合後の星野仙一監督(66)のボヤキを待つまでもなかった。「ホンマ寒いな。ゲームも」。気温10度を切る中でのナイター。おまけに、強風が吹き荒れた。この日の仙台は、午後1時13分に最大瞬間風速が1秒あたり30・8メートルを計測。徐々に弱まったが、試合開始時の午後6時時点でも約12メートル。スタンドの体感温度はグッと下がっており、星野監督は「こんな日に最後まで応援してくれているのに申し訳ない」とファンに謝った。
投打に完敗した。先発菊池は、巡ってきたチャンスを生かせなかった。前日が降雨ノーゲーム。先発した美馬は調整をやり直すため、先発がいなくなった。急きょ、中継ぎの菊池に白羽の矢が立った。星野監督が若手でもっとも期待する右腕だが、課題の制球が定まらない。4回2/3で5安打4四球3失点。「ボール先行でカウントを取りにいったところを打たれてしまいました」と自分でも反省点を分かっているだけに、次へ向けて巻き返すしかない。
中継ぎ陣も失点を重ねた。星野、加藤大で計8失点。状態の上がらないベテラン2人に、星野監督は「そりゃ、もうコメントしたくないね」と言うしかなかった。星野は負傷降板。10日の日本ハム戦に1軍登録即先発の予定だった戸村は体調不良で離脱。投手陣の再編を余儀なくされている。
打線は新顔に封じられた。育成出身のロッテ西野はプロ初先発。ノーゲームの前日にも先発し27球を投げた。連投だったが、制球は抜群。めったに相手チームの選手についてコメントしない星野監督も「育成から上がって大したもの」と褒めるほどだった。
幸い、今日9日から対戦カードが変わる。日本ハムと今季初対戦。今日先発の田中は「しっかり投げて、チームが勝って、今年は日本ハムに勝っていくんだという雰囲気をつくりたい」と言った。エースの言葉に乗って、勝ちをつかみたい。【古川真弥】



