日本ハム栗山英樹監督(51)が低迷打破のため、サプライズ起用を敢行する。今日9日楽天戦(東京ドーム)で、ドラフト5位ルーキー新垣勇人投手(27)をプロ初先発で抜てきすることを8日、決めた。2軍戦で2試合に登板しただけと未知数だが、即戦力として高く評価。栗山監督は「みんなが反対していたけれど」と内部から抵抗されたことを明かしたが、独断で踏み切った。

 ローテーションの谷間を大胆に埋めた。2日からのロッテ3連戦の初戦が降雨中止となったため、吉川、木佐貫がスライド登板。当初予定から1試合ずつずれたため、重要なカード初戦の先発枠が1つ空いていた。実績と経験ある多田野、大塚ら候補はいたが、栗山監督が選択したのは今季の12球団の新人で最年長、社会人・東芝出身の遅咲き右腕だった。完成度が高く、見初めていた即戦力と冒険すること選んだ。

 開幕からやや出遅れ、5位低迷。大谷で明るい話題はあるが、結果はもどかしい状況が続いている。新顔が活躍すれば勢いづくだけに、カンフル剤としても期待。楽天のエース田中との投げ合いになり苦戦必至も、ムチを入れた。「確かに厳しいけれど、どういう時も抑えなければいけないんだから」。栗山監督が玉砕覚悟で、早くも勝負手の1つを打つ。【高山通史】