<ソフトバンク1-2オリックス>◇9日◇ヤフオクドーム
ソフトバンク打線がタイムリー欠乏症から抜け出せない。先発大隣が3回に先制を許すと、攻撃陣に重くしばられた鎖を断ち切れなかった。3、4回以外は毎回得点圏に走者を進めた。それでも6回の1得点のみ。たまらず秋山幸二監督(51)もぼやく。「う~ん…。つながらないなあ。もう1本。もう1本が出ればな。そこだけだな。日本ハム戦ではだいぶつながったが、ここでちょっとつながらない」。
札幌で勝ち越し、開幕カード以来となる本拠地に戻ってきたが、打線は活発化せず。チーム得点圏打率はついに2割を切り、1割8分9厘まで下降した。もちろんリーグ最低だ。10試合を終えて3勝の最下位。93年(3勝7敗)以来のスローペースと、完全にスタートダッシュに失敗した。
唯一の適時打を放った松田も嘆く。「チャンスは作れている。4、5点取らないとピッチャーも苦しい」。チームは乗れず、自身も流れを変えようとした。この日の球場入りは、真っ赤なズボン姿。「勝負の赤パンですよ!
大事な6連戦ですからね」。オリックス、ロッテと続く本拠地6連戦を、はやシーズン序盤の勝負どころととらえた。それでも、貧打で負けた。
ローテの柱と期待された新外国人パディーヤが右腕の張りを訴えて登録抹消。投打に戦力充実とみられていたが、不安材料が噴出し始めている。打線の組み替えについて指揮官は口をつぐみ「まあ、明日いきましょう」と切り替えた。昨季は得点力不足に泣いてV逸。二の舞いにならぬよう、早めに手を打っておきたい。【大池和幸】



