<ソフトバンク9-2ロッテ>◇14日◇ヤフオクドーム
ソフトバンクが勢いを取り戻してきた。今季最多の9得点で連勝だ。同点で迎えた5回、4者連続適時打などの猛攻で6点を勝ち越し。決勝の2点適時打を放った4番松田宣浩内野手(29)は、お立ち台で爆笑パフォーマンスも披露した。最下位は変わらないが、チームは2年ぶりの先発全員安打。復調気配の打線に乗って、上昇気流に乗りたいところだ。
ヤフオクドームが「マッチ劇場」と化した。ソフトバンクが今季最多9得点で連勝。お立ち台に登場したのはペーニャのような、松田だった。
決勝打を放った4番は、ペーニャのヘルメットとひげが一体化した変身グッズ「なりきりペーニャ」をかぶる爆笑パフォーマンス。「ロッカーに置いてあった。試合前、野手でお立ち台に立った人が着けようと話していた。言い出したのは自分です」。言い出しっぺがかぶる羽目になり「恥ずかしかった」と照れ笑いした。
同点の5回。2四球と内川の左前打で無死満塁の絶好機。ここで松田は初球、ロッテ南のワンバウンドしたフォークにまったく合わず空振り。「自分でも(打撃が)いい状態でないと分かっていた。追い込まれたのと同じ感覚で行こうと」。普段の2ストライク後のように、バットを短く持った。この工夫が奏功。ボールを3球見送り、直球を右前にはじき返した。
低迷する打線の中、10日オリックス戦(北九州)で今季初の4番に座った。翌11日には延長11回にサヨナラ本塁打を放ったが、4番での打率はこの試合まで17打数2安打の1割1分8厘。何とかしようという姿勢が、好結果を呼び込んだ。
アントニオ猪木に引っ張られて打線爆発した前日13日に続き、この日も今季最多タイの13安打。1イニング6得点、先発全員安打ともに日本一になった11年シーズン以来だ。「きのうのきょうで勢いがあった。1日1日、勝ちに向かって取りに行く。その積み重ね。借金を返す」。秋山監督からも威勢のいいコメントが飛び出した。次は楽天、オリックスと上位が相手。活気づいてきた打線の真価が問われる敵地6連戦となりそうだ。【大池和幸】



