<DeNA5-10阪神>◇26日◇横浜

 DeNA中畑清監督(59)の「ラミレス外し」は実らなかった。守り勝つために決断したが、皮肉にも大量10失点で今季初の4連敗。今日27日の結果次第では、定位置ともいえる最下位に転落する。同監督は「(ラミレスを外した)守りでは、はまった。だからエース級の高崎には踏ん張ってほしかった。投打のバランスが悪いと、ズルズル行ってしまう」と危機感を募らせた。

 2回の守り。先頭福留が放った左翼線の当たりを、ラミレスに代わって左翼に入った井手がスライディングキャッチし、ピンチを未然に防いだ。だが、3回からは失点を重ね、守り勝つ野球からは程遠かった。後藤が代打1号、中越え適時二塁打と1人気を吐く姿だけが目立った。

 中畑監督も「後藤の踏ん張りがなかったらボロボロの試合。ファンに申し訳ない」と、ざんげした。巨人との3連戦から4試合で40失点。負の連鎖が止まらず、打開策も見えてこない。