<ソフトバンク0-7楽天>◇7日◇ヤフオクドーム
一撃必殺だった。楽天アンドリュー・ジョーンズ外野手(36)が豪快な一発をかました。8回に2点先制し、なお1死満塁。ソフトバンク2番手の金沢のスライダーをとらえた。「犠牲フライを打とう」と、打ち上げた打球は左中間スタンドへ飛び込んだ。来日初の満塁弾。「4打点とれるので、いいホームラン。自分の仕事はランナーをかえすこと。しっかり仕事ができた」と満足そうに話した。
まさに“ごちそうさま”だった。狙いについて「スライダーを待っていた。直球が来ていたら打ち取られていたかもしれない」と明かした。布石は前日6日の対戦。7回に同じ金沢から全球スライダーで攻められ、空振り三振していた。2度も同じパターンではやられない。1球目のスライダーを見逃し、「良い球が来た」と2球目を仕留めた。捕手の配球を完璧に読み切った狙い通りの打撃だった。
怖さがさらに増してきたと言える。直球に強いため、開幕当初から変化球攻めを徹底されてきた。だが「どういう攻めをしてくるかは分かってきた」と言う。メジャー通算434本塁打の実績だけで対戦投手にとっては脅威になる上、直球も変化球も本塁打にできるとなれば、お手上げだ。
最近5試合で4発放ち、日米通算2000本安打へのカウントダウンも始まった。残り9本だが「素晴らしい記録だけど、勝つために野球をやっている」と冷静だ。不動の4番の1発に星野監督も「そりゃあ大きいに決まってる」とニンマリ。単独首位をキープし、2位ロッテと2ゲーム差をつけた。首位固めへ弾みをつける、4番のグランドスラムだった。【斎藤庸裕】




