夏は任せろ!

 明日25日のヤクルト戦(神宮)に先発予定の阪神藤浪晋太郎投手(19)が初の球宴を終え、チームに合流。球宴で大きく成長した右腕は「変わっていないといけない」と和田監督に進化した姿を見せる意気込みだ。また、「夏男」宣言も飛び出すなど自信たっぷり。昨夏の甲子園を制覇した夏男が、猛虎を引っ張っていく。

 夢の時間は終わり、すでに藤浪の表情はシーズンを見据え、引き締まっていた。この日、神宮の室内練習場で1人、ダッシュやキャッチボールに汗を流した。大舞台の余韻にひたってなどいない。勝負の夏場を前に全開宣言だ。

 藤浪

 夏男のタイプだと、自分の中では思っているので、自分のピッチングもこれから調子が上がっていくと思います。夏は自分みたいな、若いピッチャーが頑張っていかないといけない。

 初の球宴では、話題をかっさらった日本ハム大谷に負けじと躍動した。初登板した第2戦では、日本ハム中田への超スローボールで沸かせた。登板以外でも、中日岩瀬やDeNA三浦とキャッチボールするなど、他球団の先輩選手から一流の技を盗もうと積極的に動いた。

 和田監督も「オールスターで何を学んで、どんな経験をして、どんな顔で帰ってくるんだろうね」と、ルーキーの成長のあとを楽しみに待つ。息子の帰りを待つように、自らの帰りを待っていた和田監督に進化の姿を見せようと、藤浪も固い決意を口にした。

 藤浪

 人が見ることなのでわかりませんが、変わっていないといけない。しっかり変えていきたいと思う。

 これからは1つの勝利、1つの敗戦が、巨人との優勝争いの中で、大きなウエートを占めてくる。今日24日からの後半戦。藤浪はこれまでの「サンデー晋ちゃん」から転じ、木曜日の25日ヤクルト戦からスタートを切る予定だ。前半戦途中からは投球フォームを修正するなど着実に進化してきた藤浪。大物ルーキーに和田監督も「これからが本番というか、エンジンがかかってくるだろうね」と期待を込める。

 昨夏、猛暑の甲子園でチームを頂点に導いた夏男が、自信のある季節を迎える。【山本大地】