<中日0-4DeNA>◇24日◇ナゴヤドーム

 大逆襲を期した後半戦開幕で守道竜がずっこけた。39歳三浦の緩急投法にしてやられ、わずか4安打で10度目の完封負け。三浦は今季4戦3敗と完全な苦手になった。球宴期間中は意気揚々だった高木守道監督(72)は、別人のようにしょんぼりだ。

 「前半ああいう形で終わって、さあこれからという試合なのに元気がなさ過ぎる。ファンの方にも楽しみにしてもらってたのに内容がなさ過ぎる。それがうちの苦しんどるとこやけど」

 巨人に3タテを食らわすなど、前半ラスト2カードを5勝1敗。手応えをつかんだ指揮官は球宴中、奇跡の大逆転優勝へ40勝20敗ノルマをブチ上げ、後半戦は首位巨人重視ローテも組んだ。だが、DeNAに足をすくわれた。追い上げムードは一気にしぼみ、痛い、重い黒星になった。

 嫌な予感も感じていた。球宴中「前半、あと1カードやりたかった」とこぼしていた。チームの勢いが最高潮に達したところで6日間試合なし。また投打がかみ合わない元の姿に戻ってしまうのではないか?

 危機感を感じた指揮官は球宴で三浦に「名古屋で投げるんやろ?

 よろしく」と陽動作戦も仕掛けたが、不安は現実になってしまった。

 くしくもこの日、高木監督の今季限りでの退任が明らかになった。白井オーナーへの報告会では、雨の天候にかけて「涙雨です」とジョークを飛ばしたが、総帥は笑えず「そんなマイナス思考じゃいかんだろ!」とお叱りを受ける場面もあった。監督もピリリとなって“最低でもCS進出&G倒”を約束したが、眼下4位のDeNAとは0・5差。逆に首位巨人とは14・5差が開き、有終への暗雲を感じさせる完敗となった。

 「明日勝たんことには話にならん。明日は勝ちますよ」。厳しい口調で出直しを誓った。DeNA戦後の26日からは巨人3連戦が待ち受ける。その前に何としても勝って弾みをつけたい。後半開始のゴング早々、正念場だ。【松井清員】