<西武11-4ロッテ>◇25日◇西武ドーム

 今日にも大台に到達だ。ロッテ井口資仁内野手(38)が18号ソロを含む2安打を放ち、日米通算2000安打まであと2本に迫った。残り10本に迫ってから、出場した試合は4試合連続安打と好調をキープ。試合には敗れたが、今日26日の楽天戦での達成に“王手”をかけた。

 いよいよ快挙の瞬間が見えてきた。井口は7点を追う6回1死、内角へ入った初球ストレートを力ずくで引っ張った。詰まりながらも打球はしぶとく伸び、左翼席最前部へまっしぐら。「うまく軸で振り切れたね。まさか入るとは思わなかった」という18号ソロで、昨季打率1割3分3厘と苦手にしていた西武野上をこの回で引きずり降ろした。

 1回2死でも、二塁手の頭上をわずかに越える技あり打を放っていた。前日の猛打賞に続くマルチ安打で、日米通算2000安打までマジック2。右ふくらはぎ打撲で欠場した17日のソフトバンク戦を除けば、4試合連続の安打となった。当初は歩くことも困難だったが、オールスター期間中にフル出場できるまでに回復。伊東監督が「アイツにプレッシャーとか、ないんじゃない?」と脱帽するハイペースで量産している。

 6回のアーチで「少しは流れが変わったかな」と話した通り、直後にはブラゼルが10試合連続安打となる左越えソロ。9回にも2打席連続の右越え5号ソロを放ち、中軸2人で3発を打ち上げた。1軍最年長の38歳は肉体的にも精神的にも、まだまだ若手をリードする存在だ。

 しかし一方で、ゲームには敗れた。試合後は伊東監督が「先発(唐川)が今日の試合の重要性を全然分かってない。情けなさすぎる。金沢の配球もダメ。本当に勝ちたいのか、気持ちが伝わってこない」とバッテリーへの怒りをあらわにする場面もあった。だからこそ、今日26日からの楽天戦が重要性を増す。3連勝なら首位を奪い返せる。

 相手の先発投手は、開幕から無傷の連勝を貫く田中だ。井口は「彼の連勝を止めなくちゃ、うちらもはい上がれない。チームとして勝たないといけない。その中で打てれば」とマー君撃破の誓いを立てた。一生に1度しかない2000安打達成日。勝負に勝って、快挙に酔いしれたい。【鎌田良美】