<広島7-2阪神>◇2日◇マツダスタジアム
5割復帰に王手弾だ。広島木村昇吾内野手(33)が先制の1号2ランを放った。2回1死二塁で阪神スタンリッジのストレートを右中間スタンドへ運んだ。10年9月以来、3年ぶりとなるプロ2本目の1発で試合を優位に運び、快勝に貢献した。これで勝利5割に王手をかけ、阪神をかわしての2位も夢じゃない。CSへ向けますます加速する。
久々の感触が、心地よかった。大歓声の中、木村はゆっくりとダイヤモンドを1周した。10年9月のヤクルト戦でプロ1号を放って以来、3年ぶりの1発。本拠地マツダスタジアムでは初アーチだった。
「気持ちよかったですね。先制点がほしかったので思い切っていった結果です」と笑顔で振り返った。
2回1死二塁。阪神スタンリッジの142キロストレートを思い切りたたいた。打球は右中間スタンドへ飛び込んだ。
「右のほうへはずっと打てないかもと思っていました」
代走や守備固めが多かったが、8月に堂林が故障で離脱してから、出番が増えた。堅実な守備と打率3割を超える確実性の高い打撃でチームの快進撃を支えてきた1人だ。実は本塁打を打つ前、3番キラからアドバイスを受けていた。「(スタンリッジが)ツーシームばかり投げてくるので、引っ張らずにセンターを狙った方がいい」。その言葉通り、いつも以上にセンター方向を意識し、快打につなげた。選手間の連係もばっちりだった。
阪神とはCSファーストステージで対戦する。「相手にイヤなイメージを与えられたなら、よかったと思う」とニヤリ。最大借金14からの勝率5割へもあと1勝。「それが目標だし、明日(3日)は前田さんの引退試合なので、花道を飾れるよう頑張りたい」と言い切った。
充実した戦いぶりに、野村監督も「苦しい戦いの中で、いいムードで来ている」と手応えをつかんでいる。あと2試合。5割を突破してCSへ挑む。



