右第5中手骨骨折のため、戦列を離れている阪神大和内野手(25)の1軍復帰が近づいた。4日、オリックスとの練習試合(鳴尾浜)に「2番センター」の“定位置”で先発フル出場。5打数2安打とバットでも結果を残し、復調をアピールした。

 「打って詰まっても(患部が)痛くなかった。キャッチボールでも問題なかったですし、自分ではいつでも行けると思っています」

 2日パナソニックとの練習試合に続き、先発フル出場。3、8回にはヒットを放ち、打撃面でも実戦勘を取り戻しつつある。「この前より(バットが)振れたし、ある程度ボールを見極めながら行けました」と手応えをつかんだ。

 これまでは患部を衝撃から守るため、プラスチック製の装具を手袋の上につけ、バットにも装着していた。だが、この日は外してプレーした。平田2軍監督は「状態は上がっている。あとは上(1軍)の判断」とした。CSへ向け、7日から宮崎で始まる「みやざきフェニックス・リーグ」で仕上げにかかる。【高垣誠】