広島丸佳浩外野手(24)が「メッセ撃ち」でチームを勢いづける。レギュラーシーズン最終戦から一夜明けた7日、CSファーストステージ(12日開幕・甲子園)に向け、マツダスタジアムで全体練習が行われた。阪神は初戦にメッセンジャーが先発予定。1番打者であり、今季12勝助っ人に2度土を付けた丸が、突破口を開く。
初戦は丸がカギを握る。最終戦から一夜明けたマツダスタジアムでは、さっそくCSに向けた調整が始まった。丸は「CSだから特別どうとかはない」と、気負うことなく、フリー打撃などで汗を流した。
2勝で勝ち抜けのCSファーストステージは、第1戦の勝敗が大きな意味を持つ。阪神は初戦メッセンジャーを投入する準備を整える。今季は7度の対戦で3勝1敗と成績上はたたきのめしたが、チーム打率は2割6厘にとどまった。その中で、丸は2割7分3厘、何よりも試合を決める一打を放っている。
「相性とかは関係ないけど、悪いイメージはない。ファウルとかで粘れば、嫌がる投手だと思う」
本人も「記憶に残っています」と話すのは、8月6日、マツダスタジアムでの一戦だ。広島は前田健、阪神はメッセンジャーの投げ合いは、CS第1戦をほうふつさせる展開となった。0-0の息詰まる接戦にけりをつけたのは、丸だった。9回1死三塁から、直球を中犠飛として、サヨナラ勝利を収めた。
さらに、同13日は京セラドーム大阪の対戦で、再び両右腕の投げ合いとなった。このときは、初回にエースを援護した。2死走者なしで、149キロの直球をセンターへたたき込む、13号ソロとした。この先制弾が、決勝点となった。丸が今季マークした9度の決勝打のうち、5度が阪神戦で記録したもの。虎キラーの称号を持つ男でもあった。
「とにかく、先に点を取りたい。取れるときに、取っておきたい」
攻略には、機動力も生きてくる。8月6日の対戦は、メッセンジャーのけん制悪送球が失点につながった。打席からでも、ベース上からでもプレッシャーをかけられる。鯉の切り込み隊長が、メッセンジャー降ろしの急先鋒(せんぽう)となる。【鎌田真一郎】



