ウッチーさん、ハセさん、教えてください!

 ソフトバンク内川聖一外野手(31)と長谷川勇也外野手(28)が17日、若手の指南役に“指名”された。ヤフオクドームで開催中の秋季練習は1軍と3軍の合同。安打製造機コンビが“臨時コーチ”さながらに3軍選手の質問に答えていく。

 発案者は、新任の水上3軍統括コーチ兼ファーム内野守備チーフコーチ(56)だった。合流2日目に、さっそく動いた。「練習前に若手に課題を与えた。内川、長谷川に何か聞いてみろと。調整法でも、食事面でも何でもいい。本人が考えるのが大事ですから」。

 水上コーチは日本ハム2軍コーチ時代に中田を育てたことで知られる。今度は6年連続打率3割の内川、シーズン198安打の長谷川を先生役に見立て、若手に意識改革を求めた。

 さっそく反応があった。育成2年目の新崎内野手は、練習後の風呂場で長谷川にアタック。内容は伏せたが「自分では考えたことないような話も聞けた。すごく参考になった」と有意義な10分間を振り返った。

 内川と長谷川は今季フル稼働だった疲労度も考慮され、現在は別メニュー調整中。若手の質問に耳を傾ける余裕がある。「聞かれたらもちろん答えますよ」と長谷川。チームの底上げに貢献する。【大池和幸】