巨人菅野智之投手(24)がバリ島との懸け橋になる。8日、千葉・富津市の金谷小学校で野球教室に参加。野球を知らないインドネシア・バリ島の子どもたちと触れ合った。

 国際交流でやってきた27人はグラブを触ったことも、バットを握ったこともなかった。菅野にとってもまた、今回が初の先生役。「初めて同士」は当初、距離を取っていたがバットが変えてくれた。ボールが当たるだけで子どもたちが跳びはねて喜んだ。「ボールを見て」「もう少し前に出た方がいいよ」。菅野も細かいことは言わず、空間を楽しんだ。

 インドネシア語は分からなくても充実していた。「スポーツは言葉が通じなくても大丈夫。やっぱり素晴らしいです。バリは行ったことがないので来年オフにでも行ってどういう場所か見てみて。何か恩返しできたら」。まだ見ぬ地に野球を広めるきっかけを作る。