楽天田中将大投手(25)が13日、Kスタ宮城を訪れ、メジャー移籍について進展のないことを明かした。10日以来3日ぶりの同球場でのトレーニング後、報道陣に対応したものの「言い尽くしていますけど、言いようのないことに変わりはありませんよ」と話した。

 周囲は刻一刻と進展を見せている。前日12日には、新ポスティングシステムが、日本野球機構(NPB)と大リーグ機構(MLB)との間で、17日にも正式に成立し、正式発表される見通しになった。また同日、アメリカでのウインターミーティングに参加している楽天立花陽三社長(42)は「システムを使って出すか出さないかは球団に権利がありますが、彼の意向は昨年の末以来聞いていない。それを確認した上で(三木谷)オーナーと話すのが順番」と、制度決定の17日までには田中と会談して意思確認する意向を示した。

 周辺には動きがあっても、田中は自身には変化のないことを強調した。立花社長との会談についても「直接話していませんから」と、会談予定は未定のままと話した。「状況は変わっていませんから」と、沈黙を貫いた。