今季も打線は最強助っ人に任せろ!

 楽天アンドリュー・ジョーンズ外野手(36)が29日、コボスタ宮城で自主トレを行い、今季から新加入するケビン・ユーキリス内野手(34)との強力コンビに思いをはせた。

 恐怖のクリーンアップの誕生だ。「ユーキリスがケーシー(マギー)みたいに後ろを打ってくれたら。昨季好調だった銀次もやってくれれば、いいラインアップが組める」。練習後、今季の打順について力強く話した。昨季は3番銀次、4番ジョーンズ、5番マギーという打順が定着。3人で241打点という圧倒的な攻撃力で日本一に輝いた。マギーが退団して攻撃力の低下が心配されたが、不安を吹き飛ばすような大砲の加入に表情がほころんだ。

 メジャー通算150本塁打。5番候補のユーキリスは強打だけでなく、選球眼の良さから「四球のギリシャ神」とも呼ばれる。打って良し、見て良しの大砲が後ろに座れば投手に重圧がかかる。昨季ジョーンズは105個の四球を記録。勝負を避けられる場面もあったが、恐怖のクリーンアップが実現すれば打点をあげる好機が増えてくる。

 4、5番コンビ結成へ、コミュニケーションはとっている。ユーキリスの入団が決まってから電話で話した。昨季日本一になった経験と日本球界がどれだけ素晴らしいかを伝えたという。「家族の用事」で2月7日ごろに来日予定だが、「彼は日本でプレーするのをとても心待ちにしている。腰の状態も良いので、1日も早くプレーするのが楽しみと言っていた」と不安はない。

 この日はキャッチボールや打撃練習を行い、汗を流した。「考えてやるのが大事。やり過ぎるのは良くない」と照準はあくまで3月28日の開幕戦。あと2カ月でメジャー通算434+150本塁打の584本コンビがベールを脱ぐ。【島根純】

 ◆楽天ジョーンズとユーキリス

 ともに芯の通った熱血漢。ジョーンズはメジャー最後の5年間、ベンチスタートが多く、出場機会を求めて来日した。移籍前から3度の来日経験があり「日本に来た時からアメリカには戻らない覚悟」と、今季も残留を熱望。ユーキリスから楽天への移籍を電話相談されると「何の心配もない。楽しく野球ができるぞ」と勧め、決断を手助けした。ユーキリスは責任感が強く、常に全力プレーが身上。12年に当時のレ軍バレンタイン監督から「気合が入ってない」と言われた際は、激怒して監督室に押しかけた。家族愛が強く、家族で日本に住む予定だ。