黄金ルーキーはキャンプ初日から実力を見せる。楽天のドラフト1位松井裕樹投手(18=桐光学園)が30日、コボスタ宮城で自主トレを行った。ランニングなどの軽めの調整だったが、キャッチボールでは変化球を交えて力のこもった球を投げるなど仕上がりは順調そのもの。2月1日から始まる沖縄・久米島キャンプの初日でのブルペン入りを明言した。

 ゆったりと右足を上げ、左足に乗せた体重を一気に爆発させる。ノビのある力強い直球がドラフト2位内田靖人捕手(18=常総学院)のミットを「パーン!」と鳴らした。練習後、松井裕は「どれくらいの力で投げるかは分かりませんが、2月1日に(ブルペンに)入れるようにしています」と力強く言い切った。

 初日のブルペン入りへ、調整は順調だ。28日まで体力強化のための新人合同自主トレを行い「体全体が痛いですよ」と話す。それでも12日から28日までの練習で4度ブルペン入り。捕手は立たせたままだが、キレのある球を投げ込んだ。「自分なりに頑張れて良かった。良い状態でできました」と手応えを口にした。

 この日のキャッチボールでもスライダーやカーブ、そしてプロ用に試投しているカットボールを約15分間投げ込んだ。「状態は変わりません」と素っ気ないが、試行錯誤しながら徐々に上げている。キャンプ初日には「侍ジャパン」を率いる小久保裕紀監督(42)も視察予定。5球団競合の左腕が、プロの世界でもさっそく実力をアピールする。【島根純】